あの甲子園を目指した僕らは、もうここにはいないんだね。
ここに在るのは狂気に溺れた貴方の笑顔。
僕は、みんなを守りたかった。
できることなら、みんなで甲子園を目指したあの日に戻りたい。
それならば、幸せな人生を送れていた。


もう、今更そんな事を想ったって、どうにもならないか。
生きるためには、殺すしかない。












序章

もう、戻れない

儚き少女

穢れを知らぬ者