五月某日。  部活日誌担当  鳥居 凪

ネタは古いですけど、 夏の大会へ向けて合宿を行うと監督は仰いました。
そして猿野さんをはじめ、十二支のレギュラーと子津さんが参加することになりました。
私もついて行きたかったんですが、今回は女子マネージャーは参加禁止の様です。

皆さん、くれぐれも怪我だけはしないで下さい・・・!!



















次の日。









「おぉ〜みんな揃ったかぁ??」
校門前でレギュラー‘sが並んでいると、監督が15分の遅れで到着した。
「私達みんな貴方を待っていたんですけど・・・」
辰羅川が不服そうに言った。その後ろで、猿野が皆にリンチされていた。
「そうか?悪ィ!んじゃ、乗り込め〜」
遅刻した張本人は、さほど気にしていないように一人早々とバスに乗り込んだ。

「(合宿はこげん大げさで良かと・・・??)」
猪里が思った事は、皆と同じ事であった。












































今回はレギュラーと子津だけのため、一台のバスで合宿所に向かった。
人数が多く、盛り上がっているためセリフonlyでお楽しみ下さい。




兎丸:「兄ちゃ〜ん脱衣オセロやろう♪」
猿野:「脱衣・・・オセロ!?どういうルールだよ??」
兎:「え〜?普通に一回めくられるごとに一枚ずつ脱ぐんだよv」
猿:「そんなん5ターンで終わっちまうじゃねぇか!!!!!
犬飼:「とりあえず、ハンデで猿は既に4枚脱いでるのな・・・最初からパンツ一枚。プ・・・」
猿:「うっせーなクソ犬!!大体それだったら最初の1ターンで負けじゃねぇか!!」
犬:「猿のくせに裸でいる事を恥らうな。」
猿:「い、犬だって人にいいように服着せられてまちゅねぇ〜大丈夫でちゅか?」
犬:「キモ・・・。というか、犬は猿と違ってオシャレしているんです。あれは趣味でやってるんです」
猿:「何でそんなのお前分かるの〜!?」

牛尾:「キミたち!ラブラブなのはいいけど、もう少し静かにしようね」
犬&猿:「(ラブラブじゃねぇし・・・)すみません・・・」

















バスに乗ること、約4時間。




虎鉄:「そういえば、ドコに向かってるんだろうNa〜?」
猪:「そうたい、さっきから座ってばかりで逆に疲れたばぃ・・・」
虎:「Ha―――!!いのりん、何かお菓子ねェKa?」
猪:「(いのりん・・・!?)人参なら沢山持って来とるよ」
虎:「(ぃ、ぃ、いらねぇ・・・・・・・!!!!)」











「みんなぁ・・・ヒック・・・〜大丈夫かぁ〜これから練っ・・・ヒック・・習だからな〜」
「お前が一番大丈夫ですか」
酔いつぶれかけの羊谷に部員全員からツッコミを受けるが、
羊谷には全くのノーダメージであった。



「みんなぁ、よぉ〜く聞けよ。今から話すのは、今回の合宿についてだ。オイ、沢松」
ハイ、と呼ばれて出てきた猿野の鬼ダチ・・・沢松の登場に皆驚きを隠せなかった。
「お前いつからバスに乗ってたの?」
「最初から天国たちと一緒に乗ってたからー!!しかもお前の前の席!天ちゃんヒドイ・・・」
猿野は、自分の前の席に座っていた鬼ダチに気付いてなかった。
「お前の存在に気付けない鬼ダチなんてな・・・これを機に鬼ダチも解雇しちゃおうか!!
「それしちゃったらもう俺二度とミス○ルに出れない!!それだけは勘弁だ!!」
「うるせぇ!!早く静かにしろ」





「えーっとなぁ・・・今回の合宿についてなんだが・・・ 皆には少しゲームをしてもらう」
「ゲーム・・・??」
羊谷は一度酔い気分を覚ましながら、言葉を続けた。







「え〜今から皆に・・・」












このフレーズはどこかで聞いた事がある。
かの有名な、バトル・ロワイ○ルだ・・・。






「今から皆には、恋愛をしてもらう。」






「えええええええッ!?」







「ヒソヒソ(普通ここって、『殺し合いをしてもらう』やなかと?)」
「ヒソヒソ(あの映画になってるやつだよNa・・・)」

「うるせ〜〜!!一人夜を寂しく過ごす者達よ!!
これはお前達に青春を与えようという善意から・・・」

「男同士の青春なんざ貰っても嬉しくねぇYo!!」






虎鉄の反論の言葉に部員一同はスタンディングオベーションで賛成した。


「こら〜エロヒゲ!!女を用意しろ!女ァ!!」
「ムサイ男同士よりやっぱ女性の方と恋愛がしたいね」
「とりあえず、女はいなくて助かるかもな・・・」
い、犬飼くん!?





「もういい!!ほざいてねぇでとっとと降りる準備しろ!!」
羊谷は踊り狂う猿野をかかと落としでKOさせ、
他の動揺している部員への見せしめとした。

「「「「「「はい・・・」」」」」」

「分かってくれればいいんだよ、分かってくれれば♪」
このときの羊谷の笑顔は、試合に勝利した時にも見せないような満面の笑みだった。










部員は、ほぼムリヤリにバスから降ろされた。
そして、バスから降りる時に一人一人異なるカードを渡された。
「ん?ピンクのカードだ〜」
「俺は青だぜ?何の違いがあるんだコレ・・・」
「フフフ・・・選手諸君。そのカードはこれから始まる旅(?)の組み合わせだ。
 オイ、ピンクのカードを貰った奴はこっちへ来い。」
と、羊谷は自分の方へと手招きしてきた。
成す術もなく、部員達は羊谷の命令に従うしかなかった。

「おぉ〜結構面白い面子が揃ったなぁ」

ピンクのカードを渡された部員は、
猿野、兎丸、子津、辰羅川、牛尾、鹿目の6人であった。


「大丈夫だよ、好みなんかで決めてねぇ!!ちゃんと公平にアミダで決めたからよ!!」
「あの・・・監督、このピンクカードとは・・・?」
ピンクカードを渡された辰羅川が尋ねた。
羊谷は返答と共にニヤ・・・と笑う。


「このピンクカードを渡された奴がこの恋愛ゲームの第一期メンバーだ。
 青は待機。時が来たらこのピンクカードを渡すからよ」
冗談かと思っていた『恋愛ゲーム』がやっと今になって分かった。



・・・コイツは本気だ・・・・・・!!





「さぁ!!野朗共!!恋愛ゲームのハジマリだ!!存分に恋愛してこい!!!!」
ピンクカードを渡された6人の部員は羊谷に指定された
何かのテレビで見たことがあるようなピンク色のバスに乗り込んだ。
そのバスにペイントされた文字は、《ふるのり》であった。




「あ〜あ、凪さんいねぇとつまんねぇな〜」
「あう〜とりあえず兄ちゃん着いたら遊ぼうね!!」
「・・・結局合宿はどうなったんすか・・・!?」
「はぁ・・・しばらく疲れそうですね・・・」
「そうだね、少しは楽しもうかな」
「全く・・・僕は魔球の研究がしたいのだ」




「達者でな〜〜〜ッ!!」
羊谷は豪快に手を振って6人を見送ったが、
残された部員はずっと動揺されっぱなしだった。

「(俺達はお前の娯楽のために来たんじゃない・・・!!)」



















さぁ、高校野球児の有りえない青春が始まる。



















《とりあえず、終わろう》



さぁ、有りえない話です。
いつか著作権か何かにひっかかりそうでビクビクしてます。(なら書くなや)
これって・・・続く・・・のかな??
続くねぇ・・・きっと・・・。
更新はめっちゃ遅いと思います。(ギャグ(?)なので;;)
話が増えたらふるのり専用ページを作ろうと思いますvv


ちなみにピンクカードを公平にアミダで決めたというのは、本当です。

2005/06/11  時雨








ブラウザバックプリーズvv